今日の天気は快晴で、屋上はこんなにも天気が良くて、まさに絶好のサボり日和です。


「がっくーん。成績悪くなっても知らないよ?」
だって俺と成績変わんねーじゃん」
「女はバカでも可愛ければいいのよ。でもがっくんが頭悪かったら将来的に困るじゃない」
も困るだろ」
「あたしはいーの」


なんだよそれってがっくんの抗議の声が聞こえたけど無視。だってあたしがばかでもあほでも大学に落ちてもこの先永久就職という世界で一番幸せなポジションが待ってるんだもの。おんなのこの永遠のあこがれ、ウェディングドレスをきて、きらきらひかる指輪をはめて大好きな人といっしょに歩くのよ。できればその大好きな人はがっくんだといいな、なんて思ってる。付き合って1年たつけどあたし達は未成年だし、この先何が起きるかわかんないし。それに今日この瞬間にもしがっくんに けっこん とか しょうらい のはなしをしてかるい口約束とかして、きらわれてふられたときあたしは今日この瞬間をきっと思い出す。そしてがっくんのばかとかうそつきって言っておおなきするんだ。体中の水分を全部使い果たしてもいいくらいがっくんのことだいすきだからふられるくらいならミイラになって死んじゃってもいいとほんきでおもうけど、しぬさいごのがっくんへのおもいがばかとかうそつきなんていやだ。どうせならだいすきとかあいしてるがいい。うん、それってさいこうにしあわせ。


「あ、そうじゃん。女には永久就職っていうのがあるのか」


今まさにあたしが考えてたことががっくんの口からぽろりと出た。え、これってうんめいってやつですか。



「まぁね。家庭に入れば学歴なんて関係なしでしょ。大学出てるとか出てないとか関係ないし」
「確かになー。でもには関係あるんじゃね?」
「は?なんで?」
「電気屋やるなら経営学くらい学べよ」



昼下がりの恋事情

(あっさりいったくせに顔はまっかだった)


title byBIRDMAN様 2007.10.27